[2月10日]
伊勢山田・葛西嵐朝亭「何の木の」
[2月]
龍尚舎「物の名を」
網代民部雪堂「梅の木に」
大江寺「いも植て」
①「なにの木」ほか句文懐紙
西行のなみ多 増賀の名利(ミョウリ) みなこ礼まことのい堂る處な利介らし
な尓の木能花とハ志ら寸尓ほひ哉
者多可に盤ま多き佐ら支のあらし閑難
(西行のなみだ、増賀の名利(ミョウリ)、みなこれまことのいたる処なりけらし
なにの木の花とはしらずにほひ哉
はだかにはまだきさらぎのあらしかな)
(増賀の上人は「名利を捨てよ」と衣類をすべて与えて裸で下向した)
(きさらぎ(衣更着・二月))
(裸にはなれない)
②「ものゝ名を」句文色紙
いせ尓て 龍尚舎登云介る有職の人耳逢て
ものゝ名を先とふ荻の和可者閑難
(いせにて、龍尚舎と云ける有職の人に逢て
ものゝ名を先とふ荻のわかばかな )
③詠地付近になし
(この山のかなしさ告げよ野老掘(トコロホリ))
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(この山のかなしさ告げよ野老掘(トコロホリ))
別市町村 岐阜・垂井町③白山神社
④詠地付近になし
(物の名を先づとふ芦のわか葉哉)
(物の名を先づとふ芦のわか葉哉)
⑤詠地付近になし
(梅の木に猶やどり木や梅の花)
(梅の木に猶やどり木や梅の花)
⑥詠地付近になし
(いも植えて門は葎の若葉哉)(ムグラ)
(いも植えて門は葎の若葉哉)(ムグラ)
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